CFDの予備知識

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リスク管理

投資対象の相場の傾向が下落・上昇に関わらず、どちらの場合でも利益を狙える投資方法としてCFDはとても有効な取引ですが、しっかりとリスク管理をした上で行わなければ、その分リスクが高くなるということを忘れてはいけません。
投資には少なからずリスクが伴い、一回の取引額が高額になればなるほどリスクも高まり、想定外の大きな損失が出てしまう恐れがあります。
CFD取引に慣れていない方やこれから新たに始めようという方は特に、取引を行う際はどのようなリスクがあるのかを把握して、適切なリスク管理を心がけるようにしましょう。

●価格変動
マーケットの価格相場は常に変動しており、その時々の経済や社会の情勢によって細かく変わっています。
投資対象の価格が意図する方向へ傾けばいいのですが、それとは反対に意図しない方向へ価格が変動すると損失が出てしまい、損失額によっては預託した証拠金以上になることがあります。
万が一、損失が出てしまっても証拠金で補える範囲内で抑えられるように、価格が変動することも考慮した上で取引を行わなければいけません。
●金利変動
上記の価格相場と同様に、様々な要因による影響で金利が変動し、利益を得られることもあれば、逆に支払わなければならないこともあります。
これまでは金利を受け取ることができていた取引であっても、少しの変化で支払わなければいけなくなることもありますので、証拠金が減ってしまったり、ロスカットが必要になるほどの損失を出さないようにしましょう。
●流動性
CFD取引は24時間いつでも取引が可能となっていますが、中には国や情勢、政策などによって流動性が低下し、意図する取引が行えなくなる場合があります。
また、流動性が低下すると急激な相場変動が起きることもあり、想定外の損失が出てしまうことがありますので、流動性が変化しやすいマーケットクローズやマーケットオープンのときは特に注意が必要です。
●スリッページ
投資を行う際ははじめに投資対象を注文することになりますが、注文を出したときの価格と実際に約定した価格の差をスリッページといい、マーケットの相場の変動によってスリッページの幅が変動します。
一般的に、スリッページに対する制度を用意しているCFD取扱会社がほとんどですが、一度に大きな注文を行うと不利な価格で約定する可能性が高くなりますので、スリッページのことも考えて、慣れるまでは少しずつ取引を行いましょう。

CFD取引には主に上記のようなリスクがありますが、これだけに限らず、ほかにも様々なリスクが考えられます。
適切なリスク管理の下で取引を行えば、損失を少なく、利益を多く残すことができるようになりますので、様々なCFDのリスクをしっかりと理解した上でお取引ください。

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