CFDの予備知識

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配当金調整額

一般的な投資では権利確定日に保有している投資対象から配当金として利益を得ることができますが、CFD取引の場合はこれと少し異なり、配当金調整額というものが配当金に相当するものとして支払われます。
この配当金調整額は買いポジションのときに受け取ることができ、対照に売りポジションのときは支払うことになりますので、必ずしも利益となるわけではありません。

CFD取引は様々な投資対象の価格や指数による差金決済を行って利益を上げる方法で、厳密に言うと権利そのものを取得したわけではない信用取引になります。
そのため、投資対象の権利自体は元の株主のままなので、たとえ買いポジションで配当金が発生していたとしても、投資家は受け取れないということになってしまいます。

ですが、株主と同じように投資家も、本来であれば配当金に値する利益を受け取る資格がありますので、権利の違いによる不合理を生じさせないためにも、配当金調整額として受け取ることができるようになっています。
もし金利の変動があっても、投資家の利益に差が出てしまうようではCFD取引の信用に欠けますし、平等かつ公平な取引を実現するためにはこのような制度が重要になります。

配当金調整額の具体的な金額は通常の配当金とは異なりますし、全ての投資対象において受け取れるというわけではありません。
また、CFD取扱会社によって配当金調整額が支払われる投資対象が異なりますので、事前にそれぞれの取引ルールを確認した上で取引を行う必要があります。

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