CFDの予備知識

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CFDとFX

CFDとFXはどちらも証拠金を業者に預け、レバレッジをかけて投資を行う差金決済取引という点では同じですが、これらは扱う投資対象によって区別されるのが一般的となっています。
FXの場合は別名「外国為替証拠金取引」と呼ばれているように、通貨だけを対象に投資を行うというものですが、CFDの場合は株式や債券をはじめ、株価指数やコモディティなど、多くのCFD取扱会社が様々な種類を扱っています。

さらに、中にはCFD取引の1つとしてFXを扱っているCFD取扱会社もあり、大きく見るとFXもCFDの一商品であるということがわかります。
ではなぜCFD取扱会社だけではなく、FXを専門に扱うFX取扱会社が存在するのかというと、通貨への投資は個人投資家に人気が高く、FXに特化した投資スタイルや取引システム、サービスなどを提供することを目的としており、CFD取扱会社の扱うFXよりも優れたスペックとなっているためです。
ですが、近年は通貨に限らず、株式や株価指数など、様々な投資を行う個人投資家が増え、CFD取扱会社が多く利用されるようになりました。

FXとは違い、CFDは1つの口座で多くの種類に投資を行うことができますので、口座開設をしたCFD取扱会社が対応している投資対象であれば、自由な投資が可能となります。
また、FX取扱会社は数ある通貨の中からいくつかの通貨ペア(為替を行う2種類の通貨)に絞った上で優れたスペックを提供していますが、CFD取扱会社の扱うFXは平均的なスペックな分、より広い範囲の通貨ペアに対応していますので、通常よりも自由度の高い投資を行うことができます。

取引の幅は広いに越したことはありませんので、CFD取扱会社を利用した方が将来的にもメリットが大きいですが、差金決済取引をはじめたばかりで、通貨の為替だけに集中して投資を行いたいという方はFXを専門に扱うFX取扱会社を利用するといいでしょう。
CFDとFXは取引そのものの考え方に違いがなく、どちらも投資の基本に沿った取引を行うことになりますので、FXの取引に慣れてきたらCFD取扱会社を利用することも視野に入れ、その時々の変動に合わせて効率的な取引を行える投資方法を身に付けましょう。

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