CFDの予備知識

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店頭取引と取引所取引

現在のCFD取引には大きく分けて、店頭取引と取引所取引の2種類があります。
一般的に、株式や先物といった銘柄の取引を店頭取引、くりっく株365のような取引を取引所取引といい、これら2種類はそれぞれ異なる特徴を持っています。

店頭取引は投資者とCFD取扱会社が直接取引をする相対取引になっており、市場の提示価格を基に各CFD取扱会社が独自に価格を決めることができるという特徴があり、投資家はCFD取扱会社の提示価格で取引を行うことになります。
ただし、いくらCFD取扱会社が自由に価格を設定できるといっても、あまりにも市場価格とは違う価格を提示しては投資家が取引しようとは思わなくなりますし、そのCFD取扱会社は怪しまれるだけですので、そこまでかけ離れた提示価格になることはありません。
しかし、同じ投資対象であっても、それぞれのCFD取扱会社によって提示価格が異なることがありますので、取引の前に提示価格をご確認ください。
店頭取引は自由度の高い設定が可能な分、取扱銘柄が取引所取引よりも多くなっており、数百~数千もの銘柄を扱っているCFD取扱会社がほとんどですので、店頭取引を行う場合は数ある銘柄の中からお好きな投資対象を選ぶことができます。

一方、取引所取引は投資家が市場の売値と買値を提示しているマーケットメイカー(証券会社や銀行など)と取引を行うもので、CFD取扱会社はあくまでこの両者の仲介をするだけであり、提示価格に関与することなく取引が行われるという特徴があります。
この提示価格はたとえ売り手や買い手のどちらかが存在しない銘柄であっても、売買可能であることを示す売り気配と買い気配を提示するマーケットメイク方式によって価格が決められており、複数のマーケットメイカーの中から最も有利な提示価格で取引することができます。
また、このような複数の提示価格の中から、最も投資家に有利な最安値と最高値をCFD取扱会社が提示することを完全マーケットメイク方式といい、取引量の少ない銘柄であっても売買が成立する可能性が高くなります。
このように、店頭取引よりも流動性に優れた取引が可能な取引所取引ですが、取引量の少ない銘柄の中には価格の変動が大きくなる場合がありますので、そのような銘柄を取引する際にはご注意ください。

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